ワイポウアの森 カウリの木

ニュージーランドで最も大きな、すなわち世界で最も大きなカウリの木がある、ワイポウアの森。
樹齢3500年のカウリの木は、Father Treeと呼ばれ、遠くに姿を認めただけでその威厳と神聖なエネルギーに涙が自然にあふれてきます。
今回ガイドをして下さった、マオリ族のビリーさんが、カウリの木に捧げる歌を声高らかに歌いながら、厳かに近づいていきます。皆がそのあとに続いて、それまでの楽しいハイキング気分とは打って変わり、自然に手を合わせて祈りを捧げたくなるような、そんな空気があたりを支配していました。ビリーさんが、日本の縄文杉と兄弟木だとおっしゃっていましたが、私は縄文杉を訪れた時より、感動が大きかったです。
 樹齢2000年の、1番大きな木は、Father Treeに比べると若くて、大きいけれどそこまで成熟?していない感じがしました。けれどもビリーさんが、カウリの木にまつわる神話を聞かせてくださり、昼と夜の誕生にカウリの木がかかわっていると聞くと、その歴史に圧倒されます。
 あと、樹齢は500年ほどですが、珍しいカウリがFour sistersです。これは、1個の種から4本の幹が生えた木で、ふつうはどれか強いのが1本残るのですが、4本共が成長してまっすぐに育っているのがとても珍しいそうです。なぜ、共生できたのか?
それは、上を見てわかりました。4本共、内側に枝をはやさないで、それぞれが外側にだけ枝を伸ばしているんです。人間の世界も、お互いにぶつかったり奪い合ったりせず、このようにあってほしいと思いました。
 マオリ族の方々の、自然を愛し敬う心。この地球に住むすべての人々がその心で生活したら、地球はもっとずっと住みやすい星になるでしょうね。